米株についての考察( ˘•ω•˘ )
さて、本日は米株 ドル円について考えたいと思います。
~以下はブログと称して記載している自分の雑感と取りまとめです~
米株の上昇はバブルなのか( ˘•ω•˘ )
昨日ダウ平均は前日比160ドル50セント(0.7%)高の23,590ドルと過去最高値を更新、S&P500は2,597.08となっています。
ちょうど一年前はというとNYダウ平均株価が18,956ドル、S&P500は2,204.72ですからいずれも2割前後上がっているということになります。
ここで長期のチャートを見てみましょう
さてグラフはここ20年くらいのS&P500のチャートです(ダウの線形も大きな差異はありません)
どちらも2009年3月6日を大底として調整を繰り返しながら連日上昇しています。
さてその期間アメリカ全体はどうだったのでしょうか。
(Trillion $) | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 |
名目GDP | $14.42 | $14.96 | $15.52 | $16.16 | $16.69 | $17.43 | $18.12 | $18.63 |
実質GDP | $14.42 | $14.78 | $15.02 | $15.36 | $15.61 | $16.01 | $16.47 | $16.72 |
成長率 | -2.8% | 2.5% | 1.6% | 2.2% | 1.7% | 2.6% | 2.9% | 1.5% |
CPI | 214.57 | 218.08 | 224.92 | 229.59 | 232.95 | 236.7 | 236.99 | 240.01 |
大幅な経済の収縮から大規模な緩和政策、中国等新興国の順調な伸びも去ることながら内需の拡大がけん引した右肩上がりの景気拡大(むろん中途に停滞期はあったものの)であったと見て取れます。
この経済成長が株価上昇の一翼となったのは言うまでもありません。
さて次は景気拡大に対する市場の評価を見てみましょう。初歩的な指標を用意しました。
2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 17/10 | |
PER | 48.5 | 18.9 | 14.1 | 14.7 | 18.5 | 18.0 | 18.1 | 22.2 | 22.7 |
PBR | 2.5 | 2.4 | 2.2 | 2.3 | 2.8 | 2.9 | 2.8 | 3.0 | 3.4 |
時価総額(兆$) | 10.7 | 12.4 | 12.2 | 13.7 | 17.3 | 19.3 | 18.8 | 20.1 | 22.8 |
日本PER | n/a | 26.4 | 13.9 | 21.7 | 25.0 | 15.9 | 16.1 | 16.1 | 16.6 |
世界PER | 27.2 | 18.1 | 12.2 | 14.2 | 17.6 | 16.7 | 16.4 | 19.6 | 20.3 |
時価総額は膨らみながらも企業の業績がけん引した相場により長らくPERは低水準に
直近の10月末でも22.7倍ですからまだ上値余地があると判断するかたも多いと思います。
少なくとも私見ですが短期の過熱感はあるものの実態を伴う上昇をバブルというのはナンセンスだと思っております。
一方である現在の市場のアンバランスさについて( ˘•ω•˘ )
大仰な目次としていますが、先日の日経新聞の記事をご覧になられたでしょうか。
通貨供給量とGDPの関係が崩れ通貨供給量が上回っているという記事である。(詳しくは11月14日の記事を参照していただきたい)
この通貨供給量という水はあらゆる市場という器に注ぎ込まれている。世界の時価総額は過去最高となっているし、世界中の不動産価格も増加。ある意味では仮想通貨の上昇の一因でもあろうし、問題となっているカードローンやアメリカでの消費者金融のローン残高の増加にもつながってると思われる。
この状況が続いたらどうなるだろうか。
また、現在行われているテーパリングが加速して通貨供給量がさらに減少した場合どうなるのだろうか。
バブルでなくてもシステム不全が起こりえる状況にあることは頭に入れておく必要はあると考える。(ワーストケースは日本のテーパリングが始まらずに景気後退局面を迎えることだけどまぁここまでは考えなくていいかな…)
憶測
前章は中長期的な不安要素である。
では短中期的にはどうだろう。
不安なのは米国の長期債利回りが抑えられイールドカーブがフラット化しつつあることであろう。利上げ局面にあるのに長期金利が抑えられているのは基本的には、機関が金利が上がれば債券にお金を置きたがっているように思ってます。(ほかにもそう思う理由があるけどちょっと省きます( ;∀;))
どんな環境下でも機関は運用しなければならないですからね~
株式市場でも同様じゃないでしょうか。
同様というのは企業業績は回復傾向にあるとはいえ短期的には過去最高値をフォローし続ける積極的な理由はないでしょう。
ただしほかに資産の置き場がありません。
さてどうするのが最適解?と言われた場合、とりあえずは堅調な株式市場に置き続けるとなるでしょう。大規模な減税、良好な企業業績、各種統計の回復をフォローとして
要は赤信号 みんなで渡れば怖くないって状況に今あると思ってます(`・ω・´)
どこかでこの前提がぶっ壊れたときが短中期の調整入りのタイミングだと思ってます。
さらに逆に言えばこれさえなければ上値余地はあると考えます。
自分の投資態度について( ˘ω˘ )
米株については少なくとも直近は強気で見ようと思ってます
ただし条件が一つ 減税案の無事な通過がそれです。
問題がなければアノマリー的には12月は一時的に下げることが多いのでそのタイミングで入りたいですね(`・ω・´)
銘柄を見定めるかETFで入るかは悩みどころですが…
皆さんはどう考えてらっしゃるのか気になるところです
色んな人のブログをあさって来ます笑
東向きたい侍